電動バイクが貢献する?カーボンニュートラルって何?
公開日:2023/02/01 最終更新日:2023/01/26
世界では1850年に工業化する前の気温と現在の気温を比較すると、平均でおよそ1.1℃上昇していることが明らかになっています。気候変動に対処するため、日本では2050年までに脱炭素社会を実現することを宣言しました。電動バイクは排気ガスを排出しないので、環境負荷がかからない乗り物として注目されています。
カーボンニュートラルとは
国や自治体も本格的な支援に乗り出すことが予想されます。2050年までに脱炭素社会を目指している日本にとって時間的な余裕はありません。
カーボンニュートラルとは
温室効果ガスと吸収量を均一にする取り組みを指します。政府は2050年までに温室効果ガスの排出をゼロにすることを宣言していて、排気ガスを排出している乗り物などの見直しが行われるようになります。
気候危機を回避するのが目的
現在のように工業化する前の気温と現在の気温を比較すると、平均でおよそ1.1℃上昇していることが明らかになっています。現在のような状況が将来も続くことにより、気候危機はさらに深刻なものになるでしょう。その状況を回避するために、現在からさまざまなことに取り組む必要があります。
ゲリラ豪雨などの異常気象と気候危機を関連づけて考えるのは正しいか間違いであるかは別として、何かしらの異常が起きていることにはなるでしょう。気候変動を食い止める行動ではなく、気候危機を乗り越えるための積極的な取り組みを行いましょう。
国・自治体・事業者だけの問題ではない
国や自治体の政策や事業者の事業内容だけの問題ではありません。個人レベルで取り組んでいかなければいけない問題です。たとえば、個人で所有しているバイクを電動バイクに変更する、ガソリン車から電気自動車に変更するなども具体的な取り組みとして国や自治体から推奨されています。
気候危機は、温度の上昇や異常気象の発生だけにとどまらず、生活そのものを脅かすことにもなりかねないので、個人レベルで取り組んでいきましょう。
電動バイクは環境にやさしい?
排気ガスの排出がないので環境にやさしいといわれています。ガソリンを使用せずに充電することで走行できるようになります。
電動バイクとは
自転車とバイクの両方の機能が備わっているハイブリッドな乗り物です。近頃は街中でも使用している人を見かけるようになりましたが、次世代型の乗り物としてこれから普及が期待できる乗り物です。
二輪免許があれば運転できる
自転車のような乗り物と認識されていることもありますが、バイクに分類されている乗り物なので、公道を走行するときは二輪免許が必要です。無免許では運転できないので気を付けましょう。
また、定格出力が低い電動バイクの場合は原動機付自転車を運転するときと同じ免許で運転できます。乗り物の定格出力により必要な免許が異なるので確認してください。
電気で運転する
ガソリンスタンドでガソリンを給油する必要はありません。また、オイル交換も不要です。電気で運転するバイクなので、家庭用のコンセントで充電します。そのため、運転前に室内でバッテリー残量を100%になるまで充電するようにします。バッテリーの充電を忘れると走行できなくなるので注意しましょう。
走行音が静か
これまでのバイクとは異なり、エンジン音がありません。甲高いモーター音がしますが、早朝や深夜に駐輪場からバイクを走らせるときでも、近隣住民の迷惑になることはないでしょう。
マフラーがない
バイクは排気ガスを排出するためにマフラーが必要ですが、電動バイクは排気ガスを排出しないのでマフラーがありません。
変速がない
エンジンのために必要な機能はカットされているのが特徴です。ただし、今後は電動バイクが普及することが予想されるので、この際に疑似的に再現するような変速レバーが備え付けられることは考えられます。
電動バイクの今後・普及について
今後は普及のために開発と製造が繰り返し行われることになるでしょう。
新たなモデルを投入する予定
航続距離や価格面でまだ課題はあります。バイクと比較したときにメリットが上回っていないと、購入者はバイクを選択するからです。
環境に配慮しているバイクだと分かっていても航続距離が短くて価格も高いと二の足を踏むでしょう。今後は新たなモデルを投入する予定なので、品質の向上と価格競争が起こるでしょう。
充電インフラの拡充
家庭用コンセントが近くにない場合には充電が難しいなどの課題が挙げられていました。しかし、最近では充電インフラの拡充が目立つようになっています。モバイルパワーパックの活用や、バッテリーのシェアリング事業を日本のみならず、インドネシアやインドなどでも行われています。
現在浮き彫りになっている課題を1つずつ解決していくことで、今後のさらなる普及に尽力しています。
まとめ
電動バイクの普及は開始されたばかりなので、品質や価格面で課題がまだ残っています。しかし、この流れが変化することはないでしょう。今後はさらに普及することが予想されます。
価格が手ごろになり、場所を選ばずに充電できるようになると、一気に普及が広がることも予想されます。これまでバイクに興味を持たなかった世代が購入することも考えられるでしょう。