電動バイクは壊れやすい?よくある故障の原因とは
公開日:2023/02/01 最終更新日:2023/01/26
日本でも普及が始まった電動バイクを購入したいと考えている人に、今回の記事はおすすめです。電動バイクは水に弱い特性があるので、大雨の日に走行するのは避けましょう。また、バッテリー上がりの状態に陥ると原因を究明しなければいけません。正規ディーラーに相談するなどして、電動バイクの寿命を延ばしましょう。
電動バイクは雨に弱い?
大雨の日に走行するのは推奨されていません。スリップすることも考えられるので用心しましょう。
電動バイクとは
電気を利用して走行するバイクです。タイプにもよりますが、バイクのようなスクータータイプや、自転車のようなペダル付きタイプなどがあります。
自分に合った目的や用途に応じて使い分けることにより、現在の生活をより便利に充実したものにしてくれます。また、電気を利用しているので家庭用のコンセントで充電するなど、バイクとは異なる特徴があるのも魅力的です。
メリット
排気ガスを排出しないのでマフラーがありません。環境負荷を軽減できるので脱炭素社会の実現に向けた取り組みとして適しています。また、ガソリンスタンドで給油する必要がないので、費用と時間を節約できます。そして、自転車として活用できるメリットや折り畳めるメリットもあるので、柔軟な使用方法が可能となっています。
デメリット
走行距離はバイクよりも短くなるだけではなく、0%のバッテリー残量から100%のバッテリー残量になるまで10時間以上も家庭用のコンセントで充電しなければいけません。また、防水加工されていますが大雨などに弱く、電気系統に不具合が発生して走行できなくなるトラブルが発生しています。
スクータータイプ
大手メーカーが参入しています。今後も新たなスクータータイプを開発する予定です。ほかのタイプと比較すると航続距離が長く、モードを複数備え付けています。
折り畳み式タイプ
コンパクトに折り畳めるので、車の後部座席に収納できます。また、新幹線や電車で移動するときも持ち運びできるので、旅先で電動バイクを楽しめます。
子ども用タイプ
専用のコースで保護者の監督のもと走行できます。安全のためヘルメットを装着するようになっています。本格的なモトクロスの選手として試合や練習などに参加している子どももいます。
ペダル付きタイプ
道路を走行するときは、バイクと同じモード、自転車と同じモード、バイクと自転車のハイブリッドの3種類から選択できます。バッテリー残量が0%になったときは、自転車と同じモードを選択すれば走行可能です。
電動バイクの主な故障原因
原因が複数考えられるバッテリー上がりですが、エンジンがかからないだけの問題ではありません。日頃のメンテナンス不足の可能性も否定できません。
バッテリー上がりとは
電動バイクのエンジンをかけようと思ったときに、何の反応も示さないことです。こちらはトラブルの中でも発生することがもっとも多いといわれています。
バッテリー上がりの原因
複数の原因が考えられます。バッテリーが耐久年数を超過したことによる老朽化、レギュレーターの不良、漏電などです。ただエンジンがかからないだけではなく、大きな事故の原因が潜んでいる可能性があるので、対策を講じておきましょう。
対策
修理費がかさんでしまう前に、正規ディーラーで点検してもらいましょう。現在の電動バイクの状態を確認してもらうことで、バッテリーの交換時期や漏電が発生しないかどうか分かります。
電動バイクに少しでも長く乗るには
耐久年数はありますが、少しでも長く電動バイクを楽しみたいものです。水への対策は講じておきましょう。
大雨の日は走行しないようにする
天気予報を確認しないでバイクを走行する人はあまりいないでしょう。大雨が予想されるときは最初から走行しないように決めておきましょう。また、峠を越えるときや夕立などで急に大雨が降ってきたときは、無理に前に進もうとするのではなく、屋根のある場所に避難して雨が止むのを待ちましょう。
可能であれば自室に持ち込む
駐輪場所にも注意が必要です。屋根付きの場所であれば問題ありませんが、屋外の駐輪場であれば、雨に打たれないように自室に持ち込みましょう。強風が吹いて電動バイクが倒れてしまったときに、地面に水たまりがあるとそこからバイク本体に浸水する可能性があるからです。
洗車するときは水濡れに注意する
エンジンに水が浸水しないようにしましょう。また、洗車後はすぐにボディに付着した水滴を拭きとるようにします。少しの水であれば問題ありませんが、そのまま放置しないようにします。
雨除けカバーを購入する
屋外の駐輪場に駐車するときや、スクータータイプなどで室内に持ち込めないときは、雨除けカバーを購入して荒天時は使用しましょう。
まとめ
できる限り長い期間電動バイクを楽しむためには、日頃のメンテナンスは欠かせません。整備不良の状態で道路を走行していると、大きな事故を引き起こしてしまう可能性があります。加害者にならないように正規ディーラーの点検を定期的に受けておきましょう。
電動バイクは今後ますます普及することが考えられます。現在抱えているデメリットが問題ではなくなる日が来るでしょう。