電動バイクの航続距離とは?走行距離やバッテリーの寿命について解説
公開日:2023/10/15 最終更新日:2023/06/19
これから電動バイクを購入し、平日は通勤や通学で活用して、休日はツーリングで活用したいと考えている人もいるでしょう。今回の記事では、電動バイクの航続距離とバッテリーの寿命について紹介します。電動バイクを生活のなかで、どのように活用しようと思っているのかを明らかにすると、どの電動バイクが自分に必要なのかが分かります。
電動バイクの航続距離はメーカーやモデルによって異なる
一般的に航続距離はあくまでも「カタログ数値」なので、これよりも短くなるのが一般的です。航続距離について詳しく解説します。
航続距離とは
電動バイクに最大積載量を積んで、一度に走行できる距離を指します。ただし、人員の体重、天候、速度などの影響を受けるので、必ずしも航続距離を走行できるとは限りません。
通常は、航続距離よりも距離が短くなるといわれています。
バイクによって航続距離が異なる
一般的に、電動バイクの航続距離はおよそ40kmといわれていますが、1回のフル充電で走行できる距離は、バイクの個体によって異なります。なかには、100km以上走行できるものもあります。
電動バイクの種類
スクータータイプと折り畳みタイプがあります。スクータータイプは、乗り降りしやすいので、スカートを履いたまま乗れます。
折り畳みタイプは、車のトランクなどに収納できるので、キャンプ場や外出先にも持ち運べます。
電動バイクの充電時間
一般的に電動バイクの充電方法は2種類あります。
まず、一般家庭で使用されているコンセントを活用する方法です。フル充電にかかる時間はおよそ12.5時間です。
そのため、通勤や通学で電動バイクを使用している人は、帰宅後に家庭用のコンセントでバッテリーを充電して、出勤や通学のときに電動バイクにバッテリーを取り付けるなど、習慣づけるとよいでしょう。
次に、急速充電という方法があります。こちらは、100A以上の電流を流して充電する方法です。およそ40分で80%、およそ60分でフル充電するなど、通常充電よりも時間が短くて済みます。
充電時間が短くなりますが、その反面バッテリーに負荷をかけることになるため、バッテリー寿命を速めてしまうことにもつながるかもしれません。
電動バイクのバッテリーは寿命がある?
電動バイクのバッテリーは、無限に充電できるとは限りません。寿命を迎えると、本来の性能を発揮できないまま消耗スピードが速くなります。詳しく解説します。
バッテリーの目安は充電回数500回
耐用年数ではなく、充電回数でバッテリーの寿命が決まっています。およそ500回が目安とされています。
バッテリーを購入する費用が発生するので、イニシャルコストも踏まえて、どのような電動バイクを購入しようか考えてください。
20km圏内の通勤や通学で月に22日稼働するケース
たとえば、往復40kmの距離を月に22回移動している人では、バッテリーの推定寿命年数は2年弱となります。
週末のみ使用する人や、月に数回程度しか使用しない人は、こちらの例よりもバッテリーの寿命が長くなるのが一般的です。
日頃から定期的な点検を行う
液量点検や液面点検、端子部の点検、充電状態の点検などを、日頃から行うことが大切です。日頃から点検していると、違和感に気づきやすくなります。
もし見ても判断できないようなことがあれば、業者に相談しましょう。
電動バイクの航続距離を伸ばすためには?
ここからは、バッテリーを少しでも長持ちさせるための方法を紹介します。電動バイクに余計な負担をかけないようにしてください。
バッテリーを常にフル充電の状態に保つ
充電が不足している状態で電動バイクに乗っていると、寿命が短くなってしまいます。たまにしか乗らない人や、近くの場所まで乗るだけという人は気を付けましょう。
たまにしか乗らない人は、マイナス端子を外しておくと、自己放電を抑えられます。そして、久しぶりに電動バイクに乗るときは、充電を忘れずに行いましょう。
深いサイクルの充放電を繰り返すと寿命が短くなる
エンジンのかかりが悪いときは、キックスタートを使用しますが、エンジンを停止した状態でライトを点灯しっぱなしになると、寿命が短くなるだけでなく、バッテリー上がりを引き起こす原因にもなります。
バッテリーの交換方法
新品のバッテリーと交換する方法があります。バッテリーの寿命を感じたときは、消耗品なので、通信販売などで購入すると費用を抑えられるでしょう。また、バッテリーの処分方法は決められたとおりに行いましょう。
まとめ
電動バイクを日頃から丁寧に活用することで、バッテリーの寿命が長持ちします。使い古したバッテリーを新しいものと交換することで、再び電動バイクが走行するので安心してください。電動バイクを購入するときは、使用する目的に合ったものを選択しましょう。ツーリングで遠方まで電動バイクを走らせたいと考えている人は、航続距離が長いほうがよいでしょう。