電動バイクと電動アシスト自転車はどこが違う?乗るならどっち?
公開日:2023/06/15 最終更新日:2023/05/12
「電動バイクと電動アシスト自転車はどこが違うの?」と考える方も多いのではないでしょうか。電力が使われる点では同じですが、具体的にどこが違うのかわかりにくいですよね。そこで本記事では、電動バイクと電動アシスト自転車の違いを解説します。どちらを購入すればよいか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
電動アシスト自転車とは
電動アシスト自転車とは、電動アシスト機能が搭載された自転車のことです。一般的な自転車と同様にペダルを漕ぐことで自転車が前に進み、電動アシスト機能をオンにすると、進む距離に対して漕ぐ力を減らすことができます。一般的な自転車と比べて高額ですが、坂道や子供を後ろに乗せた状態での走行も少ない力で漕げるため、日常的に買い物や子供の送り迎えに自転車を使用している方に人気があります。
電動バイクと電動アシスト自転車の違い
続いて、電動バイクと電動アシスト自転車の違いを紹介します。名前が似ていますが、実際は全くの別物なので注意しましょう。
価格
ひとつ目の違いは、価格です。電動アシスト自転車の方が、電動バイクよりも価格が安い傾向にあります。電動アシスト自転車の本体価格の相場は約10万円で、電動バイクの本体価格の相場は約20万~30万円です。保険や免許の取得が必要なことも考慮すると、大きく価格に差が出るため安さを重視するのであれば、電動アシスト自転車の方が向いているかもしれません。
出せるスピード
ふたつ目の違いは、出せるスピードです。電動アシスト自転車はアシストが搭載されているとはいえ自転車のため、バイクのようなスピードを出すことはできません。しかし電動バイクは、従来のガソリンで動くバイク同様のスピードを出すことが可能です。バイクの速度は時速30キロで走れるのに対して、自転車の速度は時速24キロまでです。スピードを重視するのであれば、電動アシスト自転車よりも電動バイクを選んだ方がよいでしょう。
免許が必要かどうか
3点目の違いは免許が必要になるかです。電動バイクは名前の通り、性能によって原付や二輪といった免許が必要であり、免許なしでは乗ることはできません。しかし電動アシスト自転車は、名前の通り自転車であり普通の自転車以上のスピードは出せないように設計されているため、乗る際に免許が必要ありません。自動二輪や原付の免許を持っておらず、免許の取得に行かないのであれば、電動アシスト自転車を選んだ方がよいでしょう。
ペダルを漕ぐ必要性
4点目の違いは、ペダルを漕ぐ必要性です。電動アシスト自転車は、電動アシスト機能が搭載されている自転車であるため、進むには自分で漕ぐ必要があります。一方電動バイクは電気の力で動くバイクのため、ペダルが存在しません。体力がなく、自分で動かなくても自動で動いてくれる乗り物を購入したいと考えている方は、電動バイクを購入しましょう。電動アシスト自転車は、漕がずに前に進むことはありません。
電動バイクにしかないメリットがある
従来のエンジンのバイクとは何が違うのと考えている方もいるのではないでしょうか。電動バイクには、電動バイクならではのメリットがあります。具体的には、走行中の静粛性が高いことや乗り心地がよいことなどです。
電動バイクは走行距離が比較的短いというデメリットがありますが、使い方によっては、エンジンバイクよりも経済的に乗り回すことができます。さらに、従来のバイクよりも運転中の快適性が高いため、バイクは敷居が高く挑戦できなかったという方にもおすすめです。
電動バイクと電動アシスト自転車のどちらに乗るべき?
結論から書くと電動バイクと電動アシスト自転車のどちらに乗るべきかという問題の答えは、人それぞれ異なります。なぜなら電動バイクと電動アシスト自転車は、どちらにもそれぞれ異なったメリットがあるからです。
電動バイクのメリットは、電動アシスト自転車よりもスピードが出せることと、一切ペダルを漕ぐ必要がないことです。
一方電動アシスト自転車のメリットは、本体の価格も保険の価格も電動バイクに比べて安いことと、免許が必要ないことといえるでしょう。
電動バイクはスピードが出せるため、スピードを重視している方は電動バイクがおすすめで、電動アシスト自転車の方が安く購入できるため、予算があまりない方は電動アシスト自転車がおすすめです。
まとめ
本記事では、電動バイクと電動アシスト自転車の違いについて解説しました。勘違いしてしまいがちですが、ふたつは全くの別物です。とくに電動バイクに乗るためには、二輪や原付の免許が必須のため、間違っても自転車と勘違いして乗らないよう注意しましょう。スピードを重視している方は電動バイクがおすすめで、予算があまりない方は電動アシスト自転車がおすすめです。本記事が購入する移動手段で迷っているという方の、お役に立てれば幸いです。