ガソリン車から電動に乗り換え!電動バイクに乗り換えるメリット・デメリットまとめ
公開日:2023/03/01 最終更新日:2023/04/19
電動バイクは振動や騒音がなく、乗り心地が抜群と評判です。補助金もあるので金銭的な負担もある程度は抑えられます。そのため電動バイクに乗り換えるメリットは多いでしょう。しかし電動バイクはよいことばかりではありません。ここでは電動バイクに乗り換えるメリットとデメリットについて紹介します。
電動バイクに乗り換えるメリット
電動バイクといえばエコ、未来的というイメージがありますが、実用面でも大きなメリットがあります。ガソリン車にはない乗り心地を体験してハマる人もいます。
振動がなく静音性が高い
ガソリン車のエンジンは燃焼室にガソリンを注入して、ピストンで圧力をかけて燃焼させます。バイクが動くのは絶え間ないピストン運動のためですが、進む力だけでなく振動も発生。振動は乗り心地の悪さにつながります。さらに騒音が鳴り響くので、都市部では気を遣わないといけません。電動バイクはホイールに直接モーターが組み込まれているため音が小さく、推進力がそのままホイールに伝わります。
加速の速さ、クラッチ操作の不要
電動バイクや電動自動車を始めて動かすと、加速の速さやスムーズさに驚かされます。まるでゲームのような滑らかな加速で、ガソリン車とはまったく違う感覚です。この滑らかさは電動バイクにしかない魅力。とくに高速道路など、整備されている道路ではこの利点が最大限に味わえます。クラッチ操作も要らず、スッと加速する操作性は最大の違いです。
一般的に、燃費がよい
電動バイクのモーターは直接ホイールに付いているため、エネルギーの伝導ロスをほぼゼロに抑えられます。ガソリン車に比べてエネルギー効率がよく、バイクなら2割前後ほど燃費がよくなります。ただしこれは2020年の電気代、ガソリン代で試算した数値です。現在は国際情勢が不安定なため、ガソリンや電気料金が乱高下する可能性も考慮しなければいけません。そのため燃費は二の次で考えたほうがよいでしょう。
電動バイクに乗り換えるデメリット
電動バイク最大のデメリットは、航続距離と充電設備の不足です。都市部を中心にEV充電スポットは徐々に増えていますが、まだまだ発展途上。ほかにもあなたの好みに合わない可能性もあります。ガソリン車らしい骨太さがないので「油臭い昔ながらの車好き」な方には満足できないかもしれません。
航続距離はガソリン車より短い
蓄電池の技術はまだ発展途上で、電動バイクの航続距離は長くても400kmほど。これはカタログスペックの数値なので、実際に高速道路を走ると200kmほどが目安です。ガソリン車の航続距離は車種によって異なりますが、日本車なら500~700kmほどが一般的。電動バイクは日常使いや近距離には便利ですが、ロングライドにはパワー不足は否めません。
燃料補給が大変
電動バイクが普及するためには充電設備の充実が欠かせません。次々とEV充電スポットが建てられていますが、ガソリンスタンドに比べるとまだまだ少ないのが現状です。電動バイクは自宅でも充電できますが、今のところ急速充電には非対応。
自宅充電の場合は、一晩かけてやっと充電が終わります。もし充電をうっかり忘れてしまうと、次の日には動かせません。急速充電ができるEV充電スポットでも90分ほど時間がかかるので、買い物や食事などで時間を潰せる場所でなければ不便です。燃料補給(充電)という点では、現在でもガソリン車が有利です。
無骨さがない
バイク、とくに大型バイク愛好家は排気ガスの匂いが漂う無骨な車を好む方がいます。電動バイクは静かで振動がないのが利点ですが、ゲームのような乗り心地で満足感がない、と感じる方もいます。こればかりは好みの問題ですが「電動バイクという新しいジャンルの乗りもの」と割り切れない方にはデメリットになるかもしれません。
電動バイクはメリットが多くて便利!
デメリットもゼロではありませんが、総合的には電動バイクはメリットが多い乗りものです。電動バイクのバッテリーの向上、充電設備の充実が進んでいるので、将来的にはますますメリットが増えるでしょう。
技術革新やインフラ整備で、利便性は上がる一方
電動バイクは世界中のメーカーがしのぎを削って性能向上に力を入れています。今はまだ航続距離は短いですが、バッテリーの容量が増えればガソリン車と同じだけの航続距離が出るでしょう。EV充電スポットの電力も90kW、150kWなど大容量の場所が普及しつつあります。
電動バイク最大のメリットは、静かな乗り心地と加速の滑らかさです。排気ガスを出さないので空気を直接汚すこともありません。エコなだけでなく乗り心地という実利面にもメリットがある、便利な乗り物です。
まとめ
電動バイクのメリットとデメリットを紹介しました。電動バイクの乗り心地は独特で、実際に試乗してみなければ実感できないでしょう。まずは試乗してから乗り換えを検討するとよいかもしれません。電動バイクのメリットは多いですが、とくに都市部や、EV充電スポットを充実させた自治体の地域で本領発揮します。何より現在はまだ電動バイクユーザーが少ないので、もの珍しさに話題になるのは間違いありません。未来の技術を一足先に体感するのは、代えがたいメリットになるでしょう。