電動バイクを雨の日に運転してもいいの?

       

公開日:2023/03/15  最終更新日:2023/04/19

電動バイク 雨

電動バイクは電気を動力にして走るバイクです。そんなバイクに対して、電動というくらいだから雨に弱いのではないかと思う人は少なくありません。そこで今回の記事では、電動バイクを雨の日に運転してもよいのか、洗車はできるのか、保管方法をどうしたらよいのかについて解説します。

電動バイクは雨の日に運転しても安全なのか

電動バイクは電気を動力とする乗り物です。また電気の力でモーターを回転させて動いており、騒音が静かという特徴をもっています。さらにガソリン車よりも走行にかかるコストが低いことも特徴です。充電によって動力源であるバッテリーに電気を蓄え、一度の充電で走行できる距離は40km程度となっています。

そのため、近距離用の移動手段として非常に便利です。そんな電動バイクを雨の日に運転してもよいのかについてと、運転時の注意点について解説します。

電動バイクは雨の日に運転してもよい

基本的に防水加工が施されているため、雨の日に走行は可能です。しかし大雨の日や水溜りの上を走ると、モーターに水が入りバイクが止まることがあります。それでも、エンジンオイルの補充やプラグかぶりといった日常的な点検作業がない点は電動バイクの強みといえるでしょう。

雨の日に走る場合は、神経質になって濡らしてはいけないと考える必要はありません。ただし、外で長時間雨ざらしにするとエンジントラブルを起こしやすいので、その点は注意が必要です。

バイクは防水構造となっている

多くの場合、後輪タイヤ自体がモーターとなっています。ボディは防水仕様となっているため、多少水をかぶっても問題ありません。しかしタイヤが水に浸かってしまうと、そこからモーターに水が入り込んでしまう可能性が高いです。また通電箇所に水が入ると、ショートする可能性があるため注意が必要です。そのため雨の日にバイクを屋外ではなく、屋内に保管する必要があります

もし、屋外で保管する場合にはカバーを掛け水溜りができにくい場所で保管しましょう。またプラグイン充電口のカバーを閉め忘れて雨の降る外で放置すると、朝バイクが動かなくなることがあります。

洗車しても大丈夫?感電・漏電の危険性について

電動バイクはガソリン用のバイクと同じように洗車できます。なぜなら、バッテリーがボディ内部にあり、バイク自体の防水性能も高いからです。また電装系の配線コネクターにパッキンなどの防水加工が施されているので、感電や漏電の危険性は高くないといえます。雨の日にも走れるようになっているため、洗車程度の水で大事に至る心配もありません。それでも念には念を入れて、なるべくボディ内部に水が入らないよう、洗車前に下準備をするとより安全です。

具体的には、洗車前にボディ内のバッテリーを取り出したり、ブレーカーの電源をオフにしたりする方法があります。また、シートやフレームカバー類がしっかりはまっていないと、水が入るため確認が必要です。さらに鍵穴に水が入って錆びやすいため、テープであらかじめ防いでおくとよいです。

電動バイクの適切な保管場所とは

バイクの保管場所に適しているのは屋内です。なぜなら、屋外では大雨や冠水、ほか人に水をかけられてしまうなど故障の原因となる可能性が高いからです。また大雨ではなくとも、雨に打たれすぎることで、電気回路がショートすることもあります。

ほかにも、屋外の直射日光により、塗装の老朽化がすすむため見た目にも影響します。しかし屋内で保管するスペースがない人は少なくないでしょう。その場合、屋外で保管するしかないため、直射日光や雨に晒されないよう、バイクにカバーを掛ける必要があります。カバーをかけたとしても、平坦な湿気のない風通しのよい場所を屋外では選びましょう。

もしくは折りたたみタイプのものを選び、アパートなどの玄関へ保管するのも1つの方法です。ほかにも、アパートで2階以上に住んでおり持ち運ぶ必要がある方や女性の場合は、折り畳めて、軽量なものを選ぶようにしましょう。

まとめ

電動バイクは雨の日に運転できる、電気を動力として走るバイクです。ただし大雨の日や、水たまりの上を走ると、モーターに水が入ってしまい故障する可能性があるため注意しましょう。また長時間雨ざらしになってしまうことで、エンジントラブルを起こす可能性もあります。電動バイクの洗車は、水を使って普通のバイクを洗うのと同じようにできます。なぜなら、バッテリーがボディ内部にあること、バイクの構造上、感電や漏電の危険性が低いためです。電動バイクを長く安全に使うため、保管場所は屋内がベストです。なぜなら屋外に置いておくと、大雨や冠水などで故障する可能性があることに加えて、直射日光により塗装の劣化が起こってしまうからです。玄関に保管できない方は、折りたたみタイプを選択して屋内に保管するとよいでしょう。

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